2016年9月18日日曜日

祖父母、両親の責任

以下は日本の数字である。
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・年間自殺者: 3万人前後/年 


・自殺未遂: 53万人超/過去1年


・15歳~39歳の引きこもり人数: 54万人 → 100万人(日本人全体の推定)


・成人の4人に一人は過去に自殺したいと思ったことがある。 
 そして、5人に一人は身近な人を自殺で亡くしている。


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・日本人全体では、常に100万人位が引きこもり、毎年50万人前後の人が自殺未遂を繰り返し、 そして毎年3万人前後が自殺で亡くなっている。 
 自殺やひきこもりと言う極端な状況に陥らなくても、日々、不安な精神状態におかれ、睡眠導入剤や精神安定剤を利用している人も数え切れないほどいるであろう。


・これは、一体誰の責任であろうか? 
 国家(政治家、行政)や地方自治体が悪いのであろうか?
 教育関係者が悪いのであろうか?
 それとも、身近な祖父母、両親が悪いのであろうか?


・勿論、国家、地方自治体、教育関係者にも責任がある。 
 しかし、一番の責任者で悪いのは、子供を日常的に育てていて身近にいる処の祖父母、両親
 である。
   ・何故、誉め育てるのか? 
   ・何故、機嫌取りをするのか? 甘やかすのか?
   ・何故、駄目な時は徹底的に叱らないのか?
   ・何故、自分で判断させ、実践させ、責任を取らせないのか?
   ・何故、内面の強さを養わないのか? 
   ・何故、人との競争をさせ、自身への甘さ、いい加減さ、楽さ加減さを戒めないのか?
 子供がしたいことをさせれば、そりゃー子供は、活き活きするさ・・・・
 そんな顔を見て喜んでいる祖父母、両親に聞きたい。
 一体お子さんが逆境に阻まれ思う様に行かなくなった時、どの様に乗り切れと言うのですか?
 その時は祖父母はこの世にいないかも知れない。
 年老いた両親も逆境に立ち向かえないお子さんを見て呆然とするだけでしょう。
 30代~40代の引きこもりは、両親の年金を頼りに生活している人が多いと言う・・・・
 そして、両親が亡くなると一気に生活に窮すると言う・・・・
 これは、全て祖父母や両親の育て方の問題である。
 目先に囚われ、子供に生きる強さを養わせなかった責任が、長い年月をかけて一気に押し寄
 せ、どうにもならない状態に陥るのである。
 合気道の稽古では、この生きる強さ(生命力)を養うべく日々努力しているのであるが、
 この想いは多くの祖父母、両親には届かない。
 真(まこと)に残念無念であり、言葉がない。
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日本の祖父母、両親、良く聞いて欲しい。
自殺未遂者よ、引きこもり者よ、自殺しようとしている人よ、睡眠導入剤を飲まないと寝れない人よ、精神安定剤を飲まないと安心できない人よ良く聞いて欲しい。
何故、もっと命を大事にしないのか・・・・何故、生きていることを満喫しないのか?
もっと、もっと強く生きて欲しい。
もっともっと自分の弱さに打ち勝って、貧しくても、自分の人生を歩んで欲しい・・・・
人に誉められて生きがいを見つけるのでなく、今・ここに生きている事に感謝し、目の前の全ての事に全力でぶつかって行こう・・・・ 一生懸命すれば、必ずそこに喜びが生じ、生きている事に感謝する様になると思う。 そして生かされていることにも感謝する様になると思う。
表面的(肉体的)強さや活き活きした姿を良しとして求めるのでなく、内面的な強さを養い、生きる強さ(生命力)を養って欲しい。 

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